今回のまとめを書いておきたいと思います。
これから目指している方、または目指そうかなと迷っている方は是非ご一読を。
1. 必要なのは体力。
7000mなので高所への順応とか、最低限のアイゼン歩行の技術とか必要ではあるのですが、一番重要なのは体力です。
順応は上り下りすれば何とかなる部分も大きく、アイゼンをつけた歩行も頂上直下の2時間ぐらいだけなので、
そもそもの体力があることが重要。目安は、日本の山でザックを背負って10時間行動ぐらいできるような、そんな感じです。
特別な登山の技術は必要ないですが、事前に体力づくりのトレーニングを積み重ねておくのは必要でしょう。
2. 日程に余裕を持たせるべき、しかも山の前に。
日本からの距離の問題もあり、結構南米に着いた時点で疲れています。
山に入ってしまうと、ベースで4000m。ここで休養、という高さではなく、しかも結構寒いので、
入山前にしっかりと休養できる日程を組むことが必要だと感じました。
あと、サンチアゴからバスで入山することも多いですが、やはり飛行機の方が楽でよい。
復路はバスでのアンデス越えを楽しんでも良いと思います。
3. 防寒対策をしっかりと
厚いダウンジャケットやダウンパンツ、厚いシュラフなどが必需品です。
靴はプラスチックの2重靴が多いですが、革のシングルでもなんとかなるのでは、と感じました。
4. 日本食を持っていった方がよい
結構海外に慣れていて、日本食じゃなくても大丈夫、という人でも、期間が長いのである程度
日本食を持っていく方がよいでしょう。ただし、ベースではピザやサンドイッチ、ハンバーガーなどは食べられるので
組み合わせると良いと思います。
今回改めてこのアンデス山脈の最高峰にこれだけ気軽に登れるというのが素晴らしいと感じました。
来年も誰かを連れてくることができるかな?