なぜ私を連れていくとキリマンジャロツアーが成功するのか

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成田空港に着きました。毎年恒例のキリマンジャロに行きます。

常々、「キリマンジャロに行くなら私と行くしかない」と豪語するワタクシです。ほかの山で私より優れたガイドなんてたくさんいますが、キリマンジャロはそろそろもう無敵なんじゃないかと思っています。ホントに。

なんで私を連れていくといいか。キリマンジャロにたくさん行って、ガイドとつながりができているから?いろいろ知識や経験があるから?高所の経験が多いから?全部嘘じゃありませんが、本質的には答えではありません。

答えは、、、「大ボスだから」(笑)。

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キリマンジャロツアー同行の本質は、現地ガイドマネジメント

今回、お客様14人なんですけど、現地スタッフ何人いると思います?

・・・5人くらい?

・・・アフリカだから10人くらい?

・・・大名行列で倍の30人くらい?

答えは、、、なんと45人!

お客様数の3倍以上のポーター、ガイド、アシスタントガイド、コックなどが働きます。

45人もいると、大事なのがマネジメント。彼らをいかに効率的に働かせるか。もちろん現地の大ボスに細かいところは依頼するわけですが、こちらも目を光らせておかなければうまく動きません。

もちろん、各人のモチベーションはお金。チップを2日目に渡しちゃうと3日目から働き方が変わる、なんてことはよくある話。

お金といっても、直近のチップだけではありません。もっと本質的に彼らが求めているもの。それは、「将来の仕事」です。本当に「仕事」が足りない。

だから、Facebookでつながった瞬間、「知り合いはいないか、誰かアフリカ来ないか」と営業してきますし、来季も来るとなると、ちゃんと働き始めます。

中東の政情不安以降、欧州からの顧客が減少

私は、キリマンジャロは世界経済の縮図だと思っています。

10年ほど前までは日本のお客様が多くて、年末年始の小屋なんて、日本語が公用語か、というほどでした。韓国経済が調子いいときは韓国チームが多かったですし、最近は台湾や香港、シンガポールなんかも増えてきています。

そして、彼らの主要顧客がサファリ&登山を見込んだ欧州からのお客さまでした。

それが、中東の政情不安以降、戻ってきていない。それが、彼らの生活に打撃を与えています。

日本人のお客さまは、減ったとはいえまだまだ多いのが現状。

つまり、いろいろな国からのお客様が増減している中、比較的安定的に送客している日本のツアーというのは重宝されます。もちろん、彼らも2人を連れて上がるよりも10人を連れて上がる方が、チップも含めた日ごとの単価はいいわけで。

そんなわけで、大ボスだから、は冗談ではない

毎年10人以上のお客様を連れてきていて、来年も来るであろう、大ボス本人。これが私のキリマンジャロでの紋所です。

今一緒に仕事をしているAronはなかなかのやり手で、桐谷健太さんが行った時のガイドだったり、この前までもNHKの生中継の仕事を受けていたりしたみたいです。そして、なかなか仕事っぷりも細かいし、気が利きます。

彼らに安定的に仕事を供給するのが私の仕事。そして、安定的に供給してくれる大ボスに君臨(笑)し続ける限り、彼らが一生懸命お客様の方を向いて働く。彼らが私の方じゃなく、お客様の方を向いて働くのが結果的にこの循環を回していく肝なのだ、と理解してきたのが私の毎年行っている成果です。

ぜひいつか行きましょう!

この表情。こんな感動が味わいたい方は、ぜひ。

さぁ、今年はどんなドラマが待っているのか。楽しみです!

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山日記
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経営と登山のあいだ
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