昨日(2月16日)、子供たち小学生3人と妻と私の5人で谷川岳登ってきました。天神尾根。ちょっと暖かい日とは言え、厳冬期の谷川岳登山。頑張りました。
子供たちのスペック
- 樹(長男・小6)・・・5歳で宮之浦岳登頂からの花山歩道下山、小1から毎年富士登山(1年だけ父の都合で行けず)。一昨年は北岳テント泊で60Lザック担いで登山(妹たちの寝袋担いだ)。冬は、八ヶ岳を稲子湯からみどり湖、黒斑山、赤城山
- 純(長女・小4)・・・3歳の時に宮之浦を登りだけ。下りは背負われて。 小1から富士登山。一昨年は北岳テント泊。冬は樹と同じく、八ヶ岳を稲子湯からみどり湖、黒斑山、赤城山。高山病に弱くて、徳澤園で高山症状が出ちゃうくらい。
- さくら(次女・小1)・・・宮之浦は、、、0歳だったので抱っこされて。幼稚園年長で北岳テント泊、冬はお兄ちゃんお姉ちゃんと同じく、 八ヶ岳を稲子湯からみどり湖、黒斑山、赤城山。自由奔放。
いろいろ積み重ねてからの厳冬期谷川岳ですので、くれぐれも安易に真似なさらぬよう。
ここに書いてあることを、家族で実践しておりますので。こちらのエントリも、ぜひ。
アイゼンはどうしているの?
子供用の12本爪アイゼンってあるの?ってのが皆さんによく聞かれる質問。
答えから言うと、子供用の12本爪アイゼンはありません。大人用の6本爪アイゼンで代用しています。
子供の体重は軽いから、爪の数はそれほど問題じゃないです。ただ、チェーンスパイクぐらいの爪だとちょっと不安。だから、6本のひも締めアイゼンを使っています。ひも締めじゃないと、子供用の靴にあわないので注意。
うちが使っているのはこれ。
かかと部分もサイズ調整できるので、一番小さいサイズに調整して使っています。黒斑、赤城なんかではよかったのですが、今回の谷川岳の頂上直下急斜面では前爪がない分ずるずる滑っていたので、簡易ハーネスつないでロープつないで登りました。
行程はこんな感じ
朝5時に家を出て、8時半のロープウェイの始発すぐあとぐらいに乗って、天神平スキー場を出発できたのが9時ぐらい。
登り始めは視界良好。
5人とも簡易ハーネスを付けて、ロープも持って上がりました。
日曜日にバリバリ道をつけてくれてはいたのですが、逆に大人の歩幅と違う子供たちは、斜面が急になると苦戦していました。なので、はじめのうちに一番歩幅の違うさくらをロープでつないで。
熊穴沢避難小屋を越えると斜面が急に。3人ともロープでつないで、何かあった時にも大丈夫なように。
途中おやつタイムを挟んで、それでも午後から天気悪くなる予報だったので、頑張って頂上に向かいました。
登頂は12時。登りが3時間。肩の小屋を越えると、完全にホワイトアウト。何も見えない。赤旗を探しながら、頂上へ。
下山は、小屋少し下までホワイトアウトしていて探り探り。そのあとは視界が開けて転がり落ちるようにロープウェイ乗り場へ。
13時過ぎには下山していました。厳冬期谷川岳登山。よく頑張った!
子連れ登山で気を付けること
こんな記事もあるので、ぜひご参考に。
親のペースじゃなく子供のペースで進めていけば、山歩き自体は楽しいものなので、子供たちは勝手に遊んでます。上の動画でも、登頂しても結局雪遊びしているだけですしね(笑)。
ただ、今回、子供たちも、赤城、黒斑とは景色も山のレベルも違うのを実感していたようです。ホワイトアウトもしたし。斜面も急だったし。そういうステップアップを実感できるのが良かったかな、と。一足飛びにはできませんが、徐々に。
八ヶ岳のみどり湖、赤城、黒斑、谷川ときたので、次はどこかなー。