経済産業省の「新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ」に従って動いてみたので共有します(3/31現在)

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経済産業省が 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者の皆様にご活用いただける支援策をパンフレットにまとめました。 」として、pdfを公開しています。

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf

うちぐらいのサイズ(って言っても分からんか。売上5億以下、社員10人ちょっと、みたいなイメージ)の企業の事業者にとってはとても分かりやすくていいパンフレットなんですが、これに従い、4か所動いてきましたので、共有します。現場まで動き始めている施策と、まだ稼働していないけど方向性だけ示されている施策が混ざってるようでしたので。経営者の皆様の今のタイミングの貴重な時間。無駄足にならないように。ただ、個別の一事例ではありますし、日ごとに状況も変わってくると思うので、ご参考まで。

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日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」は稼働中

最初に行ったのは、日本政策金融公庫。参考までに、弊社7年程度の取引です。

新型コロナウイルス感染症特別貸付|日本政策金融公庫
日本政策金融公庫(略称:「日本公庫」)の...

普段から取引があるから、とのことで、「借入申込書」と「 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書 」を提出してあっさり受理。(12月決算なので、先月に決算書を持って行ったせいもあると思います。通常だと試算表を持っていくところでしょう。)

https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/pdf/covid_19_info_a.pdf

その他に、3月の売り上げ減の事業部別の内訳と、この減率が6か月続いた場合の昨年比での売り上げ減をエクセルにまとめて持っていきました。資金繰り表まではたどり着かずでしたが、求められませんでした。

ちなみに、こちらは6,000万円が満額。現状、公庫からの借入残高が2500万ちょっとあるので、それを巻き取って、1本化する形での申し込みになりました。

返済期限15年、据え置きを来年の夏までとって、満額での申し込み。「とりあえず希望を全部書いてもらえれば審査します」とのことでした。

こちら、実質無利息ですが、「当初3年」ですので、ご利用は計画的に。

3月末締めの売り上げまだ出てないんだけど、みたいなときにどういう風に期間を取ればいいかなど、Q&Aも充実しているので、窓口に行く前に見ておいた方がいいでしょう。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/pdf/covid_19_faq.pdf

商工中金の「 新型コロナウイルス感染症特別貸付(中小企業向け制度)」は未稼働

これは、上記経産省のパンフにもある通り、「 4月中旬より制度適用開始(3月19日に受付開始) 」です。なのでまだ未稼働。 参考までに、弊社7年程度の取引です。

https://www.shokochukin.co.jp/assets/pdf/nr_200319_04.pdf

こちらも利子補助で実質無利息ですが、「当初3年」。

公庫と同じく、3月の売り上げ減の事業部別の内訳と、この減率が6か月続いた場合の昨年比での売り上げ減をエクセルにまとめて持っていきました。 そして、こっちは限度額3億なので、満額とはいかず、希望額をある程度の根拠をもって示して、先方で審査、ということになりました。(公庫同様、先月に決算書を持って行ったせいもあると思います。通常だと試算表を持っていくところでしょう。)

こちらは「15年の返済期間で組まれる方はあまりいらっしゃらないんですよね。7年程度でいいですか」との提案。ゴリ押ししたら15年で行けたかもしれませんが、そうですか、ということで7年に。ただ、据え置き期間を公庫に1シーズン足して、再来年夏まで取ってもらうことにして、審査してもらうことになりました。こちらは未稼働なので、借入申込書は提出せずに審査だけしてもらうことに。

こちらは、既存借り入れとは別枠になるため、1本化はできないようです。

とりあえず、まだ稼働していない制度なので、行くなら公庫が先になるかと思います。

それから三井住友銀行へ

公庫、商工中金と回ってその後三井住友銀行へ。 参考までに、弊社起業以来10年程度の取引です。

担当の方に会ったのですが、上記経済産業省のpdfと都の制度融資を紹介されました。そして、公庫と商工中金回ってきたことを伝えると、その2行の対応状況を見てからの対応を一緒に考えていくことになりました。

一般行ですから、こういう社会的な危機の時に政策系の金融機関が先行する、というのは理解できます。

厚生労働省の「雇用調整助成金の特例措置」も未稼働

ロックダウンの可能性を考えて、休業まで視野に入れて一応聞いてきました。正直、GWが期待できないのであれば7月まではレンタル事業は休業でも特に問題ないですし、ツアー事業もロックダウン中は出せないでしょうから。

1日8000いくら、とか9割負担とかって数字だけが独り歩きしていますが、こちらも未稼働。特例措置の適用は現状北海道のみだそうです。そんなことどこにも書いてない。。。4/1からとなってますが、3/31の夕方時点で通達が下りてきてないのでなんとも言えない、とのことでした(電話で確認)。

通常の「 雇用調整助成金」なら申し込み稼働、とのことでしたが、特例措置の方の動きによって2度手間になりそうなので、少し待った方がいいかもしれません。

休業って、もし決断するとなるとかなりの緊急措置だし、飲食や観光業など、この措置の内容や入金タイミングによって、休業にするか廃業にするか、苦しい決断を迫られている経営者もいらっしゃると思います。ぜひ早急に制度整備してもらいたいと思います。

以上、3/31時点での話です。ご参考まで。

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山日記
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経営と登山のあいだ
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