日々情報拾っては更新していますので、手前味噌ながらうちのサイトがよくできていると思います。
私が思っているだけじゃなくて、Peaksでも紹介していただいてます。
上記、森山憲一さんの記事もぜひご一読を!
緊急事態宣言解除の前後で山小屋の開業時期決定、休業決定撤回などがありました
こもれび山荘、塩見小屋、仙丈小屋、西駒山荘
伊那市からの、所轄の山小屋(こもれび山荘、塩見小屋、仙丈小屋、西駒山荘)の今期の営業休止という方針は差し戻されました。
新型コロナウイルスの感染拡大状況をみながら今後の方針を慎重に検討、5月下旬を目途に判断する、とのこと。
立山山荘組合
7月1日より室堂周辺の山荘の営業再開。アルペンルートは6月1日から営業再開だそうです。
緊急通知今日 立山山荘組合のミーティングがありました。コロナウイルスによる営業自粛していましたが 7月1日より室堂周辺の山荘の営業再開が決まりました。 天狗平山荘も7月1日から宿泊営業再開します。 アルペンルートは6月1日から営業再開です。宿泊の際には健康観察、マスク着用して頂くようにお願いします。詳しいことは 時々FB ホームページに載せます。
佐伯 賢輔さんの投稿 2020年5月13日水曜日
平標
母屋の人数制限と昼食の限定付きなのでお気を付けを。
いろいろ対策をして営業、がいいと思っています
もちろん、コロナ対策はしなければなりません。人数制限、食事の有無、トイレの掃除をどうするか、問題は山積みだと思います。スタッフを危険に晒してしまう、という心配もあるでしょう。私も経営者なので日々頭の中でシミュレーションしています。
それでも今夏、山小屋は、どんな形でもいいから営業した方がいい、と思っています。混雑避けるなら、平日のみ営業もありでしょう。人数制限もありでしょう。1日1組だけ、というのもいいでしょう。
山小屋聞いていると、1年ぐらいは資金的に持つからリスクとる必要がない、というような声も聞かれます。が、1年で本当に終わるか、資金だけの問題か、というところが私の疑問。
上記塩見小屋の投稿がまさに、だと私は思っています。
専門機関である病院においてすら院内感染が起こっていることからも、山小屋での感染リスクをゼロにすることは不可能。
『コロナウィルスとの共生』というキーワードを山小屋に当てはめるなら、
山小屋での感染が発生しても、悪意のない感染者や被感染者、結果的に感染場所を提供した山小屋をバッシングすることのない社会へすすむこと
「山に来て良かった!」
「山に登れるようになって良かった!!」
という日が1日も早く訪れることを願って
この夏で状況が収まるとは限りません。場合によっては来年、再来年とwithコロナが続くかもしれない。来年同じ時期に来ている第二波、第三波は今回の第一波よりも大きいかもしれない。
その時のためにも少しでも営業して、対策ノウハウを蓄積して、そして山小屋間で共有することが大事。
だから、日々変わる状況の中で休業の撤回も営業予定の撤回も、試行錯誤の中で今年に限り、何でもありだと思っています。
GWとは状況が違う
登山も社会の構成の一部分。そして不要不急ではありません。緊急事態宣言が出ている状況で「登山は常にリスクを取っているのだからそのリスクの一つ」という考えは私は賛同できません。
が、いろいろなグラフを見ても、GW前後で第一波は越えたように見えます。そして、政府の緊急事態宣言も近々解けそうです。引き続き行政のメッセージを注意深く見なければなりませんが、宣言中よりも一歩解禁に近づいた生活になっていくでしょう。
もちろん、第二波、第三波が来ることを想定して動かなければいけません。そして、それが来ないように動くことも必要。
withコロナの営業を考えるだけじゃなく、afterコロナを視野に入れていけば、もっといろいろ変えられるかな、などと日々議論しています。
完全予約制とかオンラインでの予約という下界の旅館では当たり前のことも導入しやすいかもしれません。キャンセル料だって取るルールに変えてもいいだろうし、ただ人数を減らす、宿泊料をあげる、だけではなくいろいろできそうです。完全予約、オンライン予約で、イールドコントロールして、AIいれてダイナミックプライシング、とか面白そうじゃない?それだけで土日から平日にある程度流れて、環境にもよさそう。そもそも完全予約にしたら、1つの布団に2人とか3人とかそんなのなくなるだろうし。
そんなことを考えていたら、コロナも一つの契機。もちろん山小屋だけじゃないですよ。
より良い形にこの業界が進んでいくことを祈っています。