2月20日に八ヶ岳の赤岳・横岳・硫黄岳の縦走に行ってきましたので、その時の動画をアップします。
厳冬期赤岳をとりあえずの目標にしている人は多いと思いますが、この縦走はその2ランクアップ、って感じです。体力的にも技術的にも。
厳冬期に稜線を歩くわけですから、風対策、寒さ対策をしっかりと。
6:00 行者小屋から出発
朝6時、って言ったら朝6時きっかりに出発できる状態で外にいる、そんなメンバーじゃないと無理です。ここでの10分遅れが、日没時のギリギリの10分に響いてくるかもしれないし、悪天下での10分で生死を分けるかもしれない。出発時間に外に出て、「山田さん、トイレ行っていいですか?」なんて言ったら、、、(普段のツアーでは「どうぞ」って言いますが、こういう選抜山行には選ばれません)
今回のさかまみちゃん、佐々木センセは2人とも、昨年涸沢で北穂に登るのにこっぴどくおいらに怒られたメンバーなので、4時半起床からピリピリムード。すぐに寝袋たたんで、5時半ごろには支度はじめて、6時には準備完了。
文三郎尾根からの絶景
ガツガツ行きます。すぐに森林限界越えて、絶景。
360度の絶景の説明もしてます。
文三郎分岐こえて、頂上下のトラバース。
結構シビアですが、まだロープつながなくても行けるレベル。この先のトラバースに比べたら。。。
7:40 赤岳登頂
「すばらしー、天気がすばらしー」って叫んでますね。
赤岳~横岳
まずは地蔵尾根分岐。ここまではさかまみちゃんは昨年経験済み。佐々木センセは昨年赤岳登山後、文三郎降りたので、こっちははじめて。
結構トラバースシビアです。左は切れ落ちてるし、右は岩が圧迫してくるし。
9:30 横岳登頂
ここまでもはしごだったりトラバースだったり大変だったのですが、ここで終わらせてもらえず。
横岳~硫黄岳
シビアなトラバースを脇の下から盗撮(笑)。
10:30 硫黄岳登頂
稜線コンプリート!よく頑張ったー
赤岳鉱泉へ
行きたい、と思ったら
まずは、いろいろな準備がテキパキできること、体力があること。
そして、今回岩が出ちゃってたり、氷が出ちゃってたりする部分が多かったので余計に、ですが、アイゼンワークの正確さが求められます。そのためにも、クライミング、クライミング。
2人の感想も、「クライミングやっておいて、ようやく山で必要だ、ということが実感できた。練習してこなかったらあのトラバースは難しかったと思う」とのことでした。素晴らしい。
赤岳ご一緒して登れたメンバーから(かつ、興味がありそうな人、しっかり歩けそうな人をYamakaraの参加回数の多い順に)毎年2人ずつくらい、この縦走やっていきたいなーと思っています。
この縦走ができたら、冬のアルプスへの夢が広がるねー!
さかまみちゃん、佐々木センセ、お疲れ様でした!