【安さだけじゃない!】月一往復の出張者が教える東京から屋久島へ行く方法

スポンサーリンク

東京から屋久島への航空券は、定価10万円以上です。

  • 少しでも安く屋久島に行きたい
  • でも、効率的に時間を使いたい
  • 悪天時も困りたくない

この記事では、東京・屋久島間を年間10往復以上する私 ( @atusshi58 )が、こんな希望にお応えして、屋久島にコスパよく行くコツ、2024年時点での最新事情をお教えします。

悪天で欠航や遅延で困ることも多くある島です。少しでも安く、以外のポイントも大事です。

結論から言えば、早くとってLCCや船を考えずに素直にJALで鹿児島経由で行きましょう、です。ただ、旅行の決定が直前になることもあるでしょう。JAL以外を使う場合のコツもお伝えします。

スポンサーリンク

羽田から屋久島へのアクセスの全体像

鹿児島経由が基本。伊丹経由、福岡経由は不便で高い

屋久島空港のサイズが小さく、ジャンボ機が離着陸できないため、羽田から屋久島へは直行便はありません。そのため、鹿児島経由が基本となります。

屋久島空港へは、伊丹、福岡からそれぞれ毎日1便飛んでいますが、羽田からは鹿児島経由が一番安くなります。

羽田・鹿児島間の移動手段

移動手段直前の価格最安値の目安便数
JAL42,170 (往復セイバー)12,030 (往復セイバー)8往復
ANA28,57011,45010往復
スカイマーク25,970 (たす得)6,9704往復
ソラシドエア25,970 (特売り1日前)7,9704往復

羽田・鹿児島間の移動は飛行機が基本となります。ちなみに、新幹線だと、片道3万以上で6時間以上かかりますので、選択肢には入りません。

成田発だとジェットスターがありますが、2便しかない上に、荷物のことを考えると割高になることが多く、今回は除外します。

鹿児島・屋久島間の移動手段

移動手段定価最安値時間
JAL(JAC)16,720 (往復セイバー)6,897 (往復セイバー)40分
トッピー12,550 (往復割引 + 空港から港へのバス運賃含む)定価と同じ3-4時間
フェリー屋久島7,400 (港へのバス運賃含む)定価と同じ4時間

鹿児島・屋久島間の移動は飛行機一択です。船での旅行が好き、という人は別にして、船移動はおすすめしません。

10年ほど前はトッピーが安く、JALとの価格差がもっとあったので、トッピーで来島する人もかなりいましたが、最近は飛行機での来島の方がほとんどです。鹿児島空港から鹿児島本港まではバスで1時間ほどかかります。乗り継ぎ時間も含めると、ロスが大きい。せっかくの屋久島旅行ですから、島内での時間をできるだけ長くするのが良いでしょう。

また、悪天候時、飛行機よりも船の方が欠航率が高いです。この点でも飛行機がおすすめです。

JALで乗継にしておくのがおすすめ

鹿児島までの移動手段は、JAL、 ANA、スカイマーク、ソラシドの3択になります。JALは乗り継ぎ割引が適用されるため、単純に足し算にならないことに注意、です。

キャリアだけ見ると、スカイマークかソラシドでとると安く飛べそうですが、実際にはJALの乗り継ぎ割引が大きく、JALが安い場合も多いです。

ここでは、今日(2024年2月10日)に4ヶ月後の6月10日から3日間の屋久島旅行を計画した場合の料金を考えてみましょう。

4ヶ月後に屋久島旅行を手配する場合

羽田 – 鹿児島鹿児島 – 屋久島合計
JAL + JAL31,04424,03433,970
ANA + JAL31,04024,03455,074
スカイマーク + JAL13,94024,03437,974
ソラシド + JAL16,84024,03440,874

JALが一番安くなりました。以前は安くするために鹿児島までスカイマークで飛んだりしていたのですが、2023年4月のJALの料金改定以降、乗継割引が強く効いて、JAL一択になりました。

JALでの乗り継ぎを使う理由は、値段以外にもあります。

(屋久島行でJAL乗継を選ぶ理由1) 時間効率が良い

国内線の接続時間にはルールがあり、鹿児島空港では、同一キャリアの場合20分、キャリアが異なる場合で30分、となっています。

現在のタイムテーブルでは、屋久島便での20分での乗り継ぎはありませんが、他社で30分以下での乗り継ぎは何かあった時に自己責任となるため注意が必要です。

(屋久島行でJAL乗継を選ぶ理由2) 遅延時のリスクが低い

これは、約束された話ではないのですが、私が2023年に2度ほど経験した話。

出張で屋久島に行く時は最終便で帰ることが多いのですが、何度か最終便が遅延しました。その際、羽田便は屋久島便到着を待っていました。屋久島便の到着ゲートと羽田便の出発ゲートは並んでいて、Uターンしてそのまま乗って、屋久島便からの搭乗者が乗った時点で出発、でした。

屋久島空港で聞いても、「鹿児島空港側の判断となります」と言われてしまうのですが、特に最終便の羽田便は遅延に対応することが多いと言えます。

(屋久島行でJAL乗継を選ぶ理由3) 欠航時のリスクが低い

また、欠航時もJAL便であればリスクヘッジになります。これには2つのパターンがあります。

1つ目は、鹿児島便が欠航になった時に、接続する羽田便もキャンセルできる、ということです。

もう一つは、伊丹便、福岡便への変更ができる、ということです。私の経験でいうと、一昨年、福岡経由に変更になったことがありました。

直前になった場合は、羽田・鹿児島間はJAL以外も検討する

これが、直前の手配になると話が変わってきます。

例えば、来週の屋久島行きを手配するとしましょう。

1週間後に屋久島旅行を手配する場合

羽田 – 鹿児島鹿児島 – 屋久島合計
JAL + JAL80,57833,440107,120
ANA + JAL82,14033,440115,580
スカイマーク + JAL38,74033,44072,180
ソラシド + JAL48,54033,44081,980

この価格差なら、私なら、スカイマークを選びます。その際、以下のことに気をつけます。

  • (往復とも) 鹿児島空港での接続時間を長めにとる
  • (復路) 荷物を送ってできるだけ身軽に
  • (復路) 前日から「運行状況・見通し」を確認する

(屋久島行でJALで行く時の注意事項1) 鹿児島空港での接続時間を長めにとる

往路で羽田から鹿児島が大幅に遅れることはそれほど多くないでしょう。

ただ、スカイマーク/ソラシドからJALへの乗り継ぎの場合、預け荷物は一旦外で受け取って再チェックインとなります。時間に余裕を見ておきましょう。これは往復とも、です。

だったら荷物を減らして先に送っておくのがいいのでは?と思われるかもしれませんが、それはおすすめしません。

なぜなら、宅配便の荷物は船での輸送となるからです。船だけ欠航、飛行機は飛んでいる、ということが屋久島ではあるため、荷物を先に送っておくのは、かなり日程的に余裕がないとおすすめしません。

(屋久島行でJALで行く時の注意事項2) 復路は荷物を送ってできるだけ身軽に

往路と異なり、復路は荷物を送って預け荷物がない状態にしましょう。

過去に一度だけ、屋久島便が遅れた際に、飛行機の横に車が待っていて、そのままスカイマーク機に案内されたことがありました。こういう場合もありますし、もう少し時間がある場合でも空港を駆け抜けなければならない、なんてこともあるでしょう。

ちなみに、屋久島便は鹿児島空港の搭乗口10-12番が使われることが多く、ANA/スカイマーク/ソラシドとは反対の端になります。

(屋久島行でJALで行く時の注意事項3) 前日から「運行状況・見通し」を確認する

これはJALでの予約時も同じですが、JALのアプリにある、「運行状況・見通し」を確認しておきます。

前日時点で飛行に問題なさそうならば良いのですが、遅延・欠航しそうな時は、早めの便に変える、船で帰る、などの可能性を考えておきます。

トッピーは16時の宮之浦発が最終便になります。安房近くに宿がある場合、宮之浦までは30分程度かかりますので、ご注意ください。

まとめ : できるだけ早くJALで予約しよう

屋久島へのアクセスは、できる限り早く手配して、JALの接続便で抑えるのが、値段的にも利便性的にもリスク的にもよくなります。どうしても直前の手配になる人は、いろいろなケースを考えて動きましょう。

屋久島旅行のメインは、アクセス手配ではないはず。飛行機の予約は早めに済ませて、島内のアクティビティを充実させましょう!